9月 25 2016

子供が教えてくれた思い出

Posted by admin in 日常・雑感

先日、病院の待合室で、女の子がお絵かきをしていました。その隣では、お兄ちゃんらしい男の子が、本を読んでいます。微笑ましいなあと思いながら眺めていたところ、名前を呼ばれて、私は診察室へ。戻ったら、お兄ちゃんの朗読を、妹と、近くにいた別の子供も聞いていました。近くにいた母親同士の会話によると、どうやら最初からお友達というわけではないようです。子供って本当にすぐ仲良くなってしまいますよね。
そういえば私の親戚の子も昔、特に仲良しではないけれど、近所の人の家に上がり込んでいたことがあるのですよ。帰宅したら自宅に鍵がかかっていて誰もおらず、通りかかった近くのおばさんが見かねて、家にあげてくれたのだそうです。親とは親しいけれど、私たちは挨拶しかしたことがない他人の家で、なぜか梨を食べ、お土産にも貰ってきていました。今の時代だったら危ないと言われてしまうでしょうが、当時はそれも普通のことだったのですよ。
穏やかな日常が、思いのほか遠い記憶を呼び起こしてくれました。病院で治療をしてくれるのはお医者様で、病気を治してくれるのは薬だけど、明るい気持ちをくれたのは、こんな小さな子供達というのが、なんとも不思議なことです。

9月 11 2016

癒しのエッセイ

Posted by admin in 小説・本

ひどく疲れている時や、体調不良の時、読書をするのが面倒だと感じることがあります。そんな時は、日頃愛読しているシリーズも、先が気になる新しい作品も、手に取る気にはなれません。ただ、エッセイだけは違います。内容は何でもいいのですよ。食でも旅でも動物でも。テーマよりも、語り口調で、そのものへの情熱が書かれていることが、私には大切なのだと思っています。
その一途な気持ちや、目に浮かぶような情景、口内に広がりそうな味など、そこには難しいトリックも、波乱万丈のストーリーもありません。あるのはその物に捧げるまっすぐな気持ちだけ、だからどんなに疲れた体にも、すっと染み入ってくるのでしょう。文字を読んでいるのだけれど、人の話に耳を傾けているようなイメージなのです。
さらに望むのならば、そこにイラストや写真などが載っていると最高ですね。どんなものか想像しやすいからです。本の中の世界に想いを馳せている内に、いつしか寝入ってしまったりもしますが、それが結果的に疲労回復につながります。つまり私にとってエッセイは、元気をくれるサプリメントのようなものですね。そして部屋の片隅にある専用コーナーは、まさに癒しの場所になっています。

8月 27 2016

本を手放した愛猫家

Posted by admin in 日常・雑感

先日知人の家に遊びに行ったら、部屋の天井まである大きな棚が、キャットタワーと化していました。実際それは、本棚なのですよ。ただ合間に飼い猫三匹がいて、自由に行き来しているのです。
思わず「これはどういうことなの」と聞くと、なんでも本の整理をしている時に各段を順番に空にしていたら、そこに猫達が入り込み、以来気に入ってしまったのだそうです。本をきれいに並べてもその隙間にあの毛むくじゃらの体を押し込むから、もう諦めて、彼らが入ることができる場所を開けたんですって。
彼女は愛猫の写真でオリジナルアルバムやカレンダー、キーホルダーを作るくらいの人物なので、深く納得しましたが、そのスペースを作るために、本を処分したというのには驚きました。以前訪れた時にいっぱい詰まっていた漫画は、全部人にあげたとか……図書館のようで楽しかったのに。まあ最近は電子書籍もありますし、そこまで困ることはないのでしょうね。
さて、そんな友人が「お勧めだよ」と貸してくれたのは、アフリカ動物の写真集でした。「やっぱり生き物はいいよねえ」というのが彼女の談。その揺らがない信念を尊敬します。近々な誕生日には、私お勧めの犬の写真集でも贈ろうかなと思いました。

8月 12 2016

子供と絵本と、癒しの時間

Posted by admin in 日常・雑感

先日小さな子供がいる親戚の家に遊びに行ったら、ベランダにずらっとぬいぐるみが干してありました。見事な快晴の日だったので、まとめて洗ったのでしょう。手を洗濯はさみで止められてふらふら揺れているペンギン、同じく尻尾を挟まれて、逆さになっているあざらし。絵本のキャラクタたちは、ネットに入ったままで、ついでに乾かされていたのかしら、お風呂で遊ぶおもちゃには、油性ペンで名前が書いてありました。
子供自体は幼稚園に行っていていなかったのですが、こういった面影のようなものにも、心は和みます。私は会えない彼らのためにと、大量の絵本を置いてきました。もともと、これが目的だったのですよ。倉庫の中に眠っているだけではもったいないと、プレゼントとして持って来たのです。
前回洋服をあげたときのように、きっと後から、かわいらしい声で電話がかかってくるのでしょう。「もしもし、わたし」という第一声と、隣で母親が「違うでしょ、名前を言わなくちゃわからないよ」と笑っていたことを思いだします。もう贈るものはなくなってしまったので、今度は美味しいお菓子でも持って、彼らがいる時間に遊びに行こうかしら。ぬいぐるみを抱っこして絵本を読んであげて、こちらが癒されたいのです。

7月 28 2016

映画から想像する意味

Posted by admin in 日常・雑感

戦争映画を見ました。舞台は日本ではありませんが、当然の流れのように、学生時代に学んだ世界大戦のことを思いだしますね。もちろん私は当時はまだこの世に生を受けておらず、その苦労を経験してはいません。体験談を話してくださるご年配の方々も、今はずいぶん人数が減ってしまっているのだとか。年月が経っていますから仕方がないとはいえ、悲しいことです。
ただ、映像はリアルとは違いますが、やはりこのように形になって後世に残るということは、重要なものだと思います。もちろんエンターテイメント作品として、誇張されている部分もあるでしょう。だってその中に出てくる俳優さんは現代の人で、着ている衣装も汚れては見えるけれど、本来は清潔なもの。食事だって、ドラマ以外ではきちんと美味しいものを食べているのです。そう考えればリアリティはないかもしれません。でもあえてその時代、その国を選んで映像にしようとした製作者たちの心意気は、本物だと思うのです。
こういう映画は、若い世代こそ見たらいいのではないでしょうか。教科書の文字でしか知らない事柄を映像で補い、想像力を見につけるために。それが人の心を慮る心を生み出すきっかけにもなると思います。

7月 14 2016

おまけ要素満載のカバー下

Posted by admin in 小説・本

先日購入したコミックスのカバーの下に四コマ漫画が描かれていて、それがとてもネタバレっぽい感じて面白かったので、大笑いしてしまいました。昔はこんなところにまで描いてくれていなかったと思うのですが、いつから作家さん、もしくは出版社さんは、こんなサービス精神旺盛になったのでしょう。大歓迎です。SNSなどによると、描いている作家さん自身も、この小さなコーナーを楽しんでいるようですね。本編のおまけ的要素というのでしょうか。
かつては後書きでいろいろな小ネタを暴露してくれる小説家さんも多く、私はそれが大好きでした。遠くにいる作家さんの近況が見られるのは、まるで彼らが近所のお隣さんになったかのようで、親密感がわいて、とても嬉しかったのです。今はそれがブログやSNSになったとも言えますね。
憧れのあの人に近付きたいと思うのは、誰でも同じでしょう。だからこそのカバー下でもあると思っています。どの出版社も載せてくれたら最高なんですけれども、各社方針がありますから、難しいでしょう。しかし紙の書籍離れがうたわれている今だからこそ、そういったおまけ要素を作って、読者を繋ぎとめるのもありではないでしょうか。もちろん、素人考えなのですけれどね。

6月 29 2016

風邪ひきさんに適した本

Posted by admin in 小説・本, 日常・雑感

先日久しぶりに風邪をひき、すっかりそれっぽい顔になってしまいました。目が潤み、鼻が真っ赤という状態で、我が家ではこれを「かわいそうな顔」読んでいます。見るからに気の毒だからと母が命名しました。
そのかわいそうな状態でなにが一番大変なのかと言えば、鼻の下の肌が荒れることです。体のどこにでも塗ってもいいというボディクリームを塗ってなんとか乗り越えるのですが、それだと肌がてかてか光ってしまうので、やっぱり風邪ひきなのはバレバレなんですよ。そしてほかに残念なのは、どうせ外に出られないからと自室で本を読んでいても、ぼんやりしていて中身が頭に入ってこないこと。同じ行を何度も見ていたりするのですから、本当に、たかが風邪と侮るなかれ、とです。どうして自分は毎日遅くまで起きていたのか、寝不足が原因なのは明らかだったので、思い切り反省しました。
ただ友人曰く、こうして時々風邪をひくことで、身体のデトックスになるのだそうです。毒が排出されるということでしょうか。いまいちよくわかりませんが、休養が必要なのは確かです。小説が駄目ならばと、四コマ漫画と猫の写真集を眺めて過ごしました。ほっこり和む内容で、日頃よりも心が癒された気がします。

6月 14 2016

初めて夢中になった外国ドラマ

Posted by admin in 日常・雑感

私が外国の連続ドラマに初めて夢中になったのは、偶然見かけた再放送がきっかけでした。まず画面を見たのは、吹き替えの日本語音声がとても素敵だったから。そして惹かれたのは、登場人物が好みのキャラクターだったからです。しかしたまたま見つけた番組なので、全体のストーリー的には半端な位置からの視聴となり、なんとなく雰囲気は掴めたけれど、くらいの内容しか把握することができませんでした。
それではいかにせん悔しいとインターネットで調べてみると、該当作は作られた母国ではずいぶん人気があるらしいのですが。終了してしまったのだそうです。その理由のひとつが「制作にお金がかかりすぎる」という事実かどうかわからない噂があるそうで、思わず笑ってしまいました。しかしクオリティ的には納得なのですよ。
結局そのドラマのすべてを見ることはかなわずに現在に至っています。原作も特にないようで……あれば絶対に、小説を読んでみたかったのに。残念です。ただこれをきっかけに、それまではほとんど縁がなかった外国作品もチェックするようになりました。自分の人生や考え方を変えるものというのは、なかなかお目にかかれるものではないですから、嬉しいことですね。

5月 30 2016

経験と知識の出会い

Posted by admin in 日常・雑感

この間祖父の本棚整理を手伝っていたら、手のひらサイズの植物図鑑が出てきました。今よりもう少し若い頃、山歩きが好きだった祖父の愛用品です。なんとなく中を開いてみれば、そこにはたくさんの花のイラストが。写真が並んでいるのだろうと思った私は少しびっくりしました。だって絵と見比べて、実際に咲いている草花を判別するのは難しいですよね。
そんなある日、私は偶然、ボタニカルアートという言葉を知ったんです。それは植物を本物そっくりに描く技術のことなのですが、ふと、もしかしてこの方法と、あの図鑑のイラストは同じではないかと思いました。私はボタニカルアートというものがどういうものか、その歴史や目的を知りませんから、ただの勘のようなものです。でも植物を描くということだけ見れば、それほど間違ってはいないでしょう。
過去の経験と新しく得た知識が結びつくのは、どんな小さなことであっても、嬉しいものですね。大人になれば学生時代のように順を追って学習することは少なくなりますから、なおさらです。しかしいくつになっても、初めて知ることはきっとあるはず。いつまでも湖のようにして、自分の世界を広げていくことができたら幸福だなあと思います。

5月 15 2016

テレビで知り、青空文庫で読んで本を買う

Posted by admin in 小説・本

いつだったかテレビで、永井荷風という方の本を紹介していました。私はその人の名前は知っていたものの作品を読んだことはなく、興味津々で番組を見たのですが、なにやら難しそうな内容です。ただ司会の方が面白おかしく話してくださったため、やはり読んでみたいという気持ちにはなります。
番組を見終わった私は、すぐにパソコンを立ち上げて、キーボードを叩きました。検索する単語は『青空文庫』、著作権が切れた名作を無料でネットに公開してくれているサイトです。これほど古くて有名な方の作品ですから、ここにあればタダで読めるしラッキーだな、というくらいに軽い気持ちでした。
そして、テレビで紹介された話は見当たらなかったのですが、永井荷風の項目自体は存在していたので、さっそく一遍適当にクリックしていました。すると……どうしてここに考えが至らなかったのか、いわゆる歴史的かなづかいです。現代の文章に慣れている私にはこれは読みにくいと思ったものの、文字を追えば美しい文章はほれぼれするほど。この現代語版があったら完璧なのに……なんて言ったら、詳しい方には邪道と言われてしまうでしょうね。とりあえず一遍読了し、好みが合いそうなので、書籍版を探してみようと思います。

密かな楽しみ……。

あまり大きな声では言えないんですが、私には密かな趣味があります。
それは官能小説を読む事です。
こう言うと欲求不満なの? と思われがちですが、そういうわけで読んでるのではなく、文学的に優れているから読んでいるのです。
耽美な表現、細かな描写……すごく勉強になるんですよ!
あとやっぱり……刺激的な読み物を読むのは良いリフレッシュになります(笑)