7月 24 2015

年の離れたお友達

Posted by admin in 小説・本, 日常・雑感

先日自室の本棚を片付けた際に出てきた児童書を、知り合いの子供にプレゼントしました。私が何度も読んだものだからすっかり古びているのだけれど、小学生の彼女はとても喜んでくれて、さっそくページを開いていました。まだ赤ちゃんだった頃を知っている私にとっては、彼女がひらがなも漢字も読めるようになっていることが、とても不思議に感じられます。
例えば、20歳と30歳の間に、それほど大きな隔たりはありません。その間にできることは増えたとしても、身長が何十センチも伸びたりすることはないですよね。でも、0歳と10歳では、大きく違います。何も知らず、おむつをつけて寝転んでいるだけだった赤ん坊が、ランドセルを背負って、小学校に通うようになるのですから。時の流れや人の成長は、本当にすごいと思います。大人ばかりが集まる中ではなかなか気付けないことを、知ることができてよかったです。
今から十年後、私はどこで何をしているのでしょう。もう大人なのでそれほど変化のある日常を過ごしてはいないと思いますが、ふと考えてしまいます。願わくば、子供とは言えなくなっているだろう彼女たちと、好きな本について話せる仲でありますように。もっと小さなお友達も、増えていたらいいですね。

7月 10 2015

自由に始め、やめる勇気

Posted by admin in 日常・雑感

友達に貰った映画主題歌のCDを聞いていたら、本編が見たくなりました。本来は、映画を見た後に曲を楽しむのが順番なのでしょうね。友人はどうして先に、音楽を勧めてきたのか。とても不思議ですが、こんなこともある、ということです。
基本的に、私は出会いのきっかけにはこだわりません。人のお勧めでも、店で偶然見かけたのでも、それこそ「これ拾った」と家族が持って来たこともありますが、いい作品は、どんな場所で知ったとしても、素敵なことに変わりはないと思っています。そして、大抵興味はそこから派生していくものです。歴史小説から和服に、あるいは外国語に、なんてこともあります。昔は「どうせすぐに飽きてしまうだろうから」と手は出しませんでした。でも今は、少しでも気になったら、かじるようにしています。もしかしたら、そこから一生モノの趣味ができるかもしれないからです。
何事も、挑戦してみないことには始まりません。すぐにやめてしまったとしても、それはそれ。合わなかったということがわかるのですから、問題はないでしょう。続けようと思うから辛くなるんです。娯楽は、何をするも自由。そう思うようになってから気持ちが軽くなりました。

6月 25 2015

愛すべき名探偵

Posted by admin in 小説・本

好きな探偵は誰かと聞かれたら、シャーロック・ホームズだと答える人は多いでしょう。映画化されたりコミックスになったり、その人気は衰えることを知りません。私も原作……といっても邦訳ですが、それは読破しています。
さて、そんな私が今夢中になっているのは、原作者ではない方が書いたホームズ作品です。子供時代のものや、視点を変えたもの。中には性別を入れ替えた話もありました。二次創作的な感じで、自由に書かれている……ということでしょうか。
書き手が変われば、イメージも変わります。ちょっと驚くような設定もありますが、その個人ごとの差異が面白いと、私は思っています。そしてこんなに多くの方に愛され、時代を超えて書き継がれているということを、素晴らしいと思います。
たとえば百年後。当然私は生きていないでしょう。しかし、きっとホームズはいますよ。彼はずっと、ベイカー街のあの部屋で、暖炉の前の椅子に座って、パイプをくゆらせていることでしょう。面白いことがないと言いながら実験やバイオリンの演奏をして、依頼人が訪れれば、嬉々として事件に取り組みます。そんなことが容易に想像できてしまうくらい、彼は私に、あるいは世界に強烈なインパクトを与えているのです。

6月 11 2015

風見馬の美術館

Posted by admin in 日常・雑感

近所(といっても電車でふた駅)のところに、小さな可愛らしい美術館があって、高校生の時に初めて行ってから時間ができるとたびたび訪れています。あんまり人がいないところも好き。上野や東京の美術館もそれはもう素敵ですが、いかんせん物凄い人なのでね…絵を見る以前に、絵にたどり着けないときがあるし。たまには地元の、人のいないギャラリーをゆっくり歩くのも良い気分転換になるのです。閑静な理由としては駅からちょっと歩くのもあると思うんですが、その道もいい雰囲気なんですよね~、昔ながらの商店街という感じで。おせんべいやお団子が安く売ってたり、小さい神社があったり、お天気のいい日は野良猫が昼寝してたりね。
美術館の建物自体も、ものすご~くかわいいの!ヨーロッパの洋館みたいな建物の、とんがり屋根の上に鉄の風見鶏がついてて風にくるくる回っているのですが、その、なんというか「にわとり」部分が「馬」になっているのね。その美術館(あ、ひとりの画家さんの作品だけを集めたやつなのですが)の展示にはすごくたくさん水辺の馬を描いた作品があるので、そこから来ているものと思われますが。白い壁と赤い屋根と、風にまわる馬という、おとぎ話のような風景と、静かに絵を見る時間にとても癒されるたまの楽しみなのでした。

5月 27 2015

クラリネットは壊れてない

Posted by admin in 日常・雑感

「クラリネットを壊しちゃった」っていう有名な童謡のなかに出てくる、「オーパッキャラマドパッキャラマドパオパオパッパッパ」という謎のフレーズの意味を最近知人に教えてもらい、ここ数か月で一番「へえーっ!」ってなりました。ドとレとミとファとソとラと…と、壊れて音が出ないクラリネットを嘆いている内容ですよね、あの歌。で、くだんのフレーズは、どうもポルトガルかどこかの国の言葉で、「頑張ればできる」みたいな意味らしいのです。つまり、クラリネットが壊れているんじゃなくて、演奏者の子供の練習が足りなくて音が出ていないと。それで「音が出ない、壊れちゃった!」と泣きついてきた子に対し、練習を続ければちゃんと音が出るようになるよ、頑張りなさい、と励ましているのだそうな。うーん本当かな?とも思いますが、その解釈の方が夢というか物語はありますよね。
そう考えると、昔から歌われてきた有名すぎる童謡って、意外に意味の分からないものが多いような気が。かごめかごめは何だかよく考えると不気味だし。おさーるさーんだよ、の歌だって、「アイアイ」ってなんですか?!そんなサルの名前聞いたことないよ私。詳しく調べてみたら、もしかしたら驚きの隠された意味がわかるかもしれませんね!

5月 12 2015

理想の作業サイクル

Posted by admin in 日常・雑感

一番効率のいい作業の仕方って、45分作業をして、15分の休憩っていうサイクルなんだとか。そういえば、小学校とか中学校とか、義務教育の時の時間割もそんな感じだったなあ。ちゃんとそういうものに基づいて時間配分が決められているのかもね~。まあ、10分15分の休憩だと、とても友達としゃべりたりなくて不満もありましたが笑(きりがない
それをしみじみと実感するのは、家で作業をしていて、ああ疲れたなあ休憩!っていうときに、小さな手鍋(ミルクパンというのかしら)で丁寧にロイヤルミルクティーをつくるという最近のマイブームにおいてです。前は(というか今も時々)ティーマグにティーバッグとお砂糖とお湯をどばっと注いで牛乳を適当に加えてたんですが、試しに鍋できちんと茶葉を煮出してみたところ、「あれ?別の飲み物かな?」くらい味が違くておいしかったのです!牛乳もゆっくり加熱されることで風味とコクが増しますし、もちろん茶葉の持っている香りもすごくしっかり出る。そして、さっき言ったような15分の休憩の間にちょっと席を立って鍋でお茶をつくるというのを行うと、時間もちょうどいいし、ほどよいリラックスにもなるのでした。座りっぱなしはよくないしね。
ヴィクトリアン・ロマンスに登場する貴族の嗜むミルクティーより味は劣るかもしれませんが、五臓六腑に染み渡る感覚は多分私の方が強い!という謎の自負とともに作業中の癒しを求めて小鍋を活用する日々。

4月 27 2015

手編みという魔法

Posted by admin in 日常・雑感

最近レース編みを母に教わってはじめました~!レース編みの世界って奥が深くて、ボビン(ミシンの糸に使うような小さな糸巻ね)を使う細い糸のものもあるのですが、私が挑戦しているのはかぎ針を使った一般的な編み物タイプのレースなのでした。いやあ、これが、なかなか難しい!もっと簡単にできるのかと思いきや、繊細な糸を扱う指先の力加減やかぎ針の小さな動かし方に作品の出来上がりの美しさがものすごく左右されてしまうんですね。自分が思い描くような、あるいは憧れるような綺麗な(人に見せられる)ものが作れるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
昔読んだ童話に、編み物の天才的に得意なおばあさんが主人公になっているものがありました。彼女は一見ふつうのおばあさんで、遠くに住んでいる孫に会うのが一番の楽しみ。それで、ある夜自分が毛糸を編んで作った飛行機でふわふわと空に浮かび、一路孫と子供たちの暮らす街を目指す…という、今になって改めてあらすじを書くと荒唐無稽な感じだな笑
紆余曲折あって何とか目的地にたどり着くんだけれど、そのためには毛糸を全部ほどいてしまわなくてはいけなくて。彼女が魂を込めて編んだ飛行機は二度と飛ぶことがなかったという、ちょっと物悲しい側面もあるラストなのでした。私も、将来的には魔法が宿るくらいの作品を作ってみたいものです笑

4月 12 2015

絵葉書の発掘

Posted by admin in 日常・雑感

部屋の片づけをしていたら、たくさんの絵はがきが出てきました。あのね、それも、人からもらったものじゃないんですよ笑 誰かに送ってもらった絵はがきやお手紙は別の文箱にとってあるのです。では、今回出てきたのがいったい何なのかというと、学生の時にヨーロッパに海外旅行にいった時に、行く先々の国の、お土産やさんや露天や美術館のミュージアムショップで買い求めたポストカードなのでした。これ、かさばらないし、デザインもお国柄が表れていたりして後から見返して飽きないし(安いし)、こまめに買っていくとかなり面白いコレクションになるので、個人的にとてもおすすめのおみやげです。
とはいえ、いったい当時の私はどれだけテンションが上がっていたのか笑 数十枚というか、下手をしたら三桁に突入しかねない数のポストカードが(しかもすっかり存在を忘れていて)いきなりスーツケースから出てきたので、かなり驚きました。哲学の入門書としても名高い有名な小説も、物語の始まりは差出人不明のはがき(手紙だったかな?)が届くところだったような。思いがけない時に、思いがけない人からポストにお便りが入っていると嬉しいですよね。しばらく会っていないあの人に、いちばん素敵なよりすぐりのポストカードで連絡をとってみようかな、などと考えてしまいました。

3月 28 2015

暖炉の前で冬ごもり

Posted by admin in 日常・雑感

去年の冬に書いた日記を読み返したら、やたらと焼きリンゴに凝っている様子がうかがえて、自分の書いたことなのにちょっと面白い。
まあ、寒い季節はあったかい飲み物と一緒に焼きたてのお菓子を食べるのが至福ですよね~。外は寒そうだなあ…なんて、どんより曇って雪のちらつく窓の外を眺めながら、もこもこに着込んでまったりと過ごしているのがたまらなく幸せな冬の過ごしかただと思います。しかし、なんで焼きリンゴなのか、という。「冬は焼きリンゴ!」っていう固定概念があるんですよね。小さい頃好きだった児童文学に魔女のお話があるんですが、その魔女は雪のふりつもる寒い季節、ずっと暖炉の前で過ごすんです。確か編み物をするんだったと思うんですが、火が弱くなったひょいと杖を振って、いい香りのする薪が勝手に暖炉に飛び込む。おなかが空いたら、やっぱり杖を振って、くり抜いた芯の部分にバターをつめたリンゴを暖炉に飛び込ませて、おいしい焼きリンゴをつくる(これがまた、ものすごく美味しそうなんですが)。で、ブランケットをたくさんかぶって一日編み物をして過ごすという…うーん、なんて理想的な冬ごもりなのでしょうか笑 人間にも冬眠のシステムがあったらいいのにね。もう仕事も学校も、みんなして一斉におやすみ!家から出ません!…というわけにも、実際はいかないのですが笑

3月 13 2015

読書とチョコレートの魅力

Posted by admin in 小説・本, 日常・雑感

本や映画に登場する食べ物が、読んでいるうち(観ているうち)食べたくて食べたくてたまらなくなることってよくありませんか?そういう食欲って、ただ単に「ああ、あれが食べたいなあ」っていうときよりもすごく強力で、しかも時間を選んでくれないから困るのよね。
たとえば、村上春樹の「ねむり」で、主人公がアンナ・カレーニナを読みながらラムレーズンのチョコレートをむしゃむしゃするシーンが出てくるのです。これ、とても危険です笑 読んでいるのが深夜だろうがおかまいなしにお腹が空いて、チョコレート欲が高まることこの上ない!「だめ!こんな時間にチョコ食べたら、確実にぶつぶつができちゃうから!」って思うんだけど….まあ、だいたいは誘惑に負けますが!
「ねむり」はぜんぜん明るい話ではないし、どちらかというと怖い雰囲気のお話なのですが、私にとっては「チャーリーとチョコレート工場」よりも食欲増進してしまう禁断の一遍ですね。文章にはヒトを行動させてしまう力があると思う。どんなきれいな写真を見るより、ただ誰かがそれを食べるだけの描写を読んで、どうしようもなく駆り立てられてしまう瞬間があります。言葉というものの不思議さにため息をつきつつ、だからしょうがないのだ!と開き直る日々です。食べたくなってしまったものは、しかたないのだ!

密かな楽しみ……。

あまり大きな声では言えないんですが、私には密かな趣味があります。
それは官能小説を読む事です。
こう言うと欲求不満なの? と思われがちですが、そういうわけで読んでるのではなく、文学的に優れているから読んでいるのです。
耽美な表現、細かな描写……すごく勉強になるんですよ!
あとやっぱり……刺激的な読み物を読むのは良いリフレッシュになります(笑)